子宮頚がん予防ワクチンの接種について
当院では、子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)の接種を行っております。
予約制となっておりますので、前日までに電話予約のうえご来院下さい。
「子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)」とは?
子宮頚がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス・100種類以上の型に分類される)が感染することによって誘発されます。
サーバリックスは、子宮頚がんの原因となるHPVの60〜70%を占める16型と18型に起因する子宮頚がん病変を予防します。
このワクチンは感染予防として用いるための注射ですので、すでにHPV感染が成立している場合の進行予防(治療)効果は期待できませんのでご了解ください。
■詳細な説明>>
■子宮頚がん情報サイト(サーバリックスの説明)>>
ワクチン接種の対象
10歳から45歳までの女児・成人女性です。
(未成年の方は、必ず保護者同伴でお越し下さい。)
現在妊娠されている方、妊娠の可能性がある方、授乳中の方は除外となります。
費用と回数
1回につき15,000円(自費)です。
回数は、初回・1ヶ月後・6ヶ月後の3回となります。
「子宮頚がんとその予防ワクチン」について
子宮頚がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)が性交(セックス)によって子宮頚部に感染することにより誘発されます。
性交経験のある女性の80%は、一生に一度はこのHPVに感染するほど一般的なものです。
この子宮頚部HPV感染の約10%が持続的に長く感染し(90%以上は自然排除され、一過性感染で終わります。)、
正常細胞を前がん細胞(※)に変化させ、さらにその一部が通常数年〜十数年を経て子宮頚がんになります。
HPV(ヒトパピローマウイルス)は100種類以上の型に分類されており、型によって感染する部位や病原性が異なります。
子宮頚がんに関与しているのは、多数の型のうちの約15種類(16,18,31,33,35,45,52,58型など)で、
高頻度に検出される16型と18型の2種類で子宮頚がん患者さんの60〜70%を占めています。
子宮頚がん予防ワクチンである「サーバリックス」は、「HPV16型および18型による子宮頚がんおよびその前がん病変(※)」を予防します。
ただし、HPV16型および18型以外のHPV感染による子宮頚がん予防には効果が確立されていません。また、すでにHPVに感染している場合、
HPVの排除や進行予防(治療)には効果が期待できませんのでご了解ください。
なお、サーバリックスの予防効果の持続期間は少なくとも7年間は確認されており、20年間は続くと推察されています。
現在、日本では年間15,000人が新たに子宮頚がんと診断され、約3,500人が死亡しています。
そして、「子宮頚がんまたはその前がん病変(※)」と診断される患者さんは、20〜30歳代で急増します。
子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)を10歳以上の性交未経験の女児・女性に接種することにより、
将来的(推定約20年間)に子宮頚がんの発生を約70%減らすことがきます。
また、性交経験がある女性においてもある程度の割合で(残念ながら、データが無いため具体的数字は発表されていません)、子宮頚がんの発生を抑えることができます。
早すぎることはありません。子宮頚がんの予防をはじめてみたらいかがでしょうか。
前がん病変(細胞)とは
子宮頚部にある「正常細胞」は、発がん性HPVに感染した後すぐに「がん細胞」に変化するのではありません。
ほとんどの場合は一過性感染で、HPVは自然に排出されます。
一部(約10%)の場合において、何らかの原因(まだ不明です)により長期間感染が続き、細胞が徐々に異常な形態を示すようになります。
この状態を前がん病変(細胞)と言い、軽度異形成(CIN1)→中等度異形成(CIN2)→高度異形成(CIN3)の3段階に異型の進行状態が分けられます。
(高度異形成より細胞の異型が進むと初期がんとなります。)
細胞が異形成の状態に変化しても、多くは自然治癒します。
発がん性HPVに感染したごく一部(推定1%未満)の方が、数年から十数年かけて子宮頚がんに至ると考えられています。
( CIN:Cervical intraepithelial neoplasia・子宮頚部上皮内腫瘍 )










